- 荻野 朋活
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2015年10月24日
Web広報向けのCMS、PR CMS+です
- テーマ:PR CMS+
- [ 荻野 朋活 ]
会社ブログなのに山や映画の話でお茶を濁していますが、ちゃんと活動しています(笑)
まだタイミングを見計らっていますが、ようやく色々お知らせする段階になってきました。
そのひとつが、PR CMS+大改修の完了です。
PR CMS+・・・名称を何度か変更していますが、元々はこちらもIR用に開発したCMSです。
間違った情報のアップが許されないIRサイトのため、精緻な承認ワークフローを搭載したのが始まりで、その後多様なサイトで活用いただけるよう、機能を追加していきました。現在では、IRサイトやコーポレートサイト、プロモーションサイトやポータルサイトにも活用されています。もちろん、このサイトも実装しています。(ひとつ古いバージョンですが笑)
Web広報向けを謳っていますが、どういう意図かご説明します。
企業でCMSを使う場合、記事を作成するリテラシーのある人と、記事を承認する権限のある人が一致しないことが多いです。自由にCMSを使わせてしまうとしばしばコンプライアンスの問題になるため、せっかくCMSがあってもプレスリリースのような会社お墨付きの記事、年末年始やお盆休業のお知らせのような当たり障りのない記事しかアップしていない企業が多いと感じています。
PR CMS+は申請・承認ワークフロー付きのCMSです。この「ワークフロー」にこだわって開発しまして、単にストッパー的な承認機能ではなく、記事のステイタスを何種類も用意したり、記事にコメントをつけて、修正指示等も送れるようにしております。この仕組みがあるので、コンプライアンスを深く理解しているとはいえぬ危なっかしい社員が記事を作成しても、要所要所で締めた記事に手直ししてアップできるので、記事に個性が反映されやすく、数も内容も豊かになります。これを弊社では、「能動的なWeb広報」と呼んでいます。
今回1番のリニューアルポイントは、権限の追加です。
グループ権限や階層権限を追加したので、例えば、IR部署と営業部署で同じCMSを活用しながら、自分たちの部署で作成した記事しか見えないようにしたり、自分たちの部署に関連するテンプレートだけ表示したり、同じニュースシステムで、部署によってラベル分けする等のことができます。部下と上司で見える機能を変えることもできます。組織の形や力関係をそのまま管理画面に適用できます。
あとは、バナーをコントロールや計測の仕組、簡易Wiki機能、ブログのコメント機能等を追加しました。簡易Wiki機能は、専門用語を多用する企業様にとても便利な機能です。用語集として登録すると、登録したキーワードに合致するサイトの中の全ての文字に用語集への導線を自動的に張ります。弊社サイトは平易な言葉しか使ってないので需要がなく残念です。
バイオベンチャー様や研究機関様からのご依頼、心からお待ちしております。